23世紀まで残したいおすすめアニメ

Black Lagoon【感想と評価】架空国家犯罪アニメ


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日本の一商社・旭日重工の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。
商会は、ディスクと緑郎を引き換えに旭日重工からの身代金奪取を狙っていたが、機密漏洩を懸念した旭日重工と彼の上司・景山は、ディスクと緑郎を両方消滅せんと画策し、傭兵派遣会社・エキストラ・オーダー(E.O.)へ商会の襲撃を依頼した。
やがて、旭日重工が自分を見捨てたことを景山に伝えられ、E.O.の襲撃に遭った緑郎は、狼狽の果てに閃いたアイディアを商会のメンバーへ提案し、この危機の打破に成功する。(wikiより)

このアニメで目立つのが、とにかく口が悪い。豪快に人を撃ち、すぐ殺す。中には救いようのない話もあり、さすがに不適切ということで地上波では台詞を削除された部分もある。

だが、このアニメは面白い。

アウトローへの根源的な憧れを刺激するアクションアニメ。特にガンアクションが好きな方は間違いなくハマるだろう。

「Black Lagoon」悪そな奴はだいたい友達

ちなみに「ブラックラグーン」と読む。このアニメは、ロックこと岡島緑郎(おかじま ろくろう)というサラリーマンが各国のギャングや犯罪組織、殺し屋などに巻き込まれていく話。まわりは一般人の常識など通用しない連中ばかりだ。このアニメは当初、巻き込まれ型の話なのだが、ロックの人間的成長と共にまわりに順応していく様が楽しめる。

さらにもう一人の主人公とも言える、レヴィというヒロイン(?)のキャラがまた秀逸である。アクションシーンはもちろんのこと、素行の悪さ、口の悪さ、気の短さは必見。萌えキャラに浸りきったヲタク視聴者達は震え上がるに違いない。

ロックの所属するラグーン商会以外にも名キャラが多く存在する。彼らが状況に応じて敵になったり味方になったりするのは、この世界独特のルールを味わえる。

さらに女上司、チャイナドレス、メイド、シスター、ゴスロリなど多様なコスプレも楽しめるのだが、彼らはほぼ例外なく殺人鬼である。人を殺すこと自体が好きで、殺す者もいる。しかし、そこには様々な思想や生い立ちがあり、しっかりと人物を造形しているのもこのアニメの見所である。

「Black Lagoon」血沸き肉踊るOP

このアニメ、音楽も素晴らしい。

冒頭の埋め込みにあるように、本編の内容にあった血沸き肉踊るOPとなっている。

久しぶりに飽きずに、最後まで見れるOPであった。

ところで、アニメのオープニング、エンディングテーマというのは大抵1クール、10~13話ほどで変わる。最近では人気若手アイドル声優に主題歌を歌ってもらえばある程度の売上が見込めるし、手固いマーケットだろう。

しかしこのアニメは1期、2期間が空いているにもかかわらずOP、EDが同じなのである。知人のアニメ評論家O氏によると、OPの制作費というのはかなりのものらしい。やはり予算の関係なのだろうか(ただし、ある回のエンディングの映像は一部変えられており、この制作の思い入れはパンプキンシザースを思い出す)。

このアニメ、声優もすばらしい。例によって一般的知名度は皆無なのだが、獄長的には全てのキャラに違和感がなく、演技力も申し分なかったように思う。実力派声優の力を存分に見せ付けた作品であるといえよう。作画がいいのはあまりにも有名(一部除く)。

「Black Lagoon」寝不足になるのは良いアニメ

実は獄長、犯罪系、ガンアクション系はあまり好みではないのだが、このアニメは非常に楽しめた。

次から次へと止まらなくなり、ほぼ一気観であった。

よって認定。

寝不足になるアニメというのは、1つの面白さのパラメータとしているからだ。

最後に、この評価はあくまで1期、2期に限ったことで3期にあたるOVA以降、その評価は含まれない。というのは、それまでは迫力あるアクションシーンながら、割とリアル、あるいは許せるで範囲であった。

しかし、OVAでは(正確には2期後半から)キャラに超人的な動きが見られるからである。ここまできて、それほど大きな破綻はないと思うが、、薄っぺらい特に大きな目的もなくただ強さだけを求めるハチャメチャバトルアニメにならないことを願っている。


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